「タバコを始めてみたはいいけど、どうやって吸うのが正解なのかわからない」など、タバコの吸い方がわからない方はタバコ初心者の方には多いのではないでしょうか。
結論から言うと、タバコの吸い方には煙を肺に入れる肺喫煙と肺に入れないふかしタバコの2種類があり、それぞれ違うコツが必要です。
そこで、本記事では初心者の方に向けたふかしタバコと肺喫煙の正しい吸い方やそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
- タバコの正しい吸い方を知りたい方
- ふかしタバコと肺喫煙の違いを知りたい方
- タバコをかっこよく持ちたい方
目次
肺に入れない「ふかしタバコ」の正しい吸い方を初心者にもわかりやすく解説
まずはタバコの煙を肺に入れない「ふかしタバコ」の吸い方をわかりやすく解説していきます。
ふかしタバコはタバコ本来の味わいや香りを楽しめる吸い方で肺喫煙と違いむせる心配がないため、タバコ初心者の方におすすめの吸い方です。
本項ではふかしタバコの吸い方を詳しく解説していくのでタバコの風味を楽しみたいという方は参考にしてください。
- タバコのフィルター側を咥えて着火
- タバコの煙を口の中にため込む
- 口を開けた状態から勢いを抑えて煙を出す
ふかしタバコの正しい吸い方①:タバコのフィルター側を咥えて着火
まずはタバコのフィルター側を口に咥えます。咥える位置は口の左右・真ん中どの位置でも大丈夫なので自分好みの咥え方をしましょう。
咥えたらライターを点火しタバコの先端に火を当てます。着火のポイントはストローでまだ溶けていないシェイクを飲むように力強く短く数回に分けて吸うことです。
吸い込みが成功すればタバコに着火し、先端が赤く燃えだします。
ふかしタバコの正しい吸い方②:タバコの煙を口の中にため込む
うまくタバコに着火できたら、ゆっくりと煙を吸って口の中にため込みます。
煙は勢いよく吸ってしまうと辛さが際立ち喉への刺激を強めてしまうのでゆっくり口へ含むことを意識しながら吸いましょう。
口の中を煙で満たしたら時間をかけて煙の温度を下げ、キャンディーを舐めるかのように舌を動かしてタバコの風味や香りを十分に楽しんでください。
ふかしタバコの正しい吸い方③:口を開けた状態から勢いを抑えて煙を出す
タバコの風味を十分に楽しんだ後は肩の力を抜き、口を開いてから勢いを抑えながらタバコの煙を吐き出します。
ふかしタバコはのんびりとした時間でタバコの風味を深く味わえるので、肺喫煙をしていた方も今まで気づかなかったタバコの良さに気付けるかもしれません。
タバコの風味をしっかり味わうクールスモーキング
タバコの吸い方にはふかしタバコを基本とした、タバコの風味をより深く味わえる「クールスモーキング」という吸い方があります。
クールスモーキングは煙を吸い込む速度を呼吸よりも少し弱いくらいまで落とし、ゆっくりと口の中にためるようにしてください。煙を出す時は口を開けて煙が出るまで待つかゆっくり吐き出します。
うまくクールスモーキングができれば肺喫煙ではわからないタバコ葉本来の甘みや風味、バニラやチョコなどの香りもしっかり感じられるのでぜひ試してみてください。
肺に入れる「肺喫煙」の正しい吸い方を初心者にもわかりやすく解説
続いて、タバコの煙を肺に入れる「肺喫煙」の吸い方をわかりやすく解説していきます。
肺喫煙はキック感と呼ばれる喉への刺激をしっかり感じられるタバコの吸い方で、慣れない方はむせてしまいやすいです。
本項では、初心者でも肺喫煙でむせない吸い方ができるようにわかりやすく説明していきますのでタバコを上手く吸えないと感じている方はぜひ参考にしてください。
- タバコのフィルター側を咥えて着火
- タバコの煙を深呼吸するようにゆっくり吸いこむ
- タバコの煙を口や鼻から吐き出す
肺喫煙の正しい吸い方①:タバコのフィルター側を咥えて着火
まずはタバコのフィルター側を口に咥えます。咥える位置は決まりがないので自分好みの咥え方をしましょう。
タバコを咥えたらライターを点火し先端に火を当てます。着火のポイントはストローで少し飲みにくいドリンクを飲むように力強くスッと短く数回に分けて吸うことです。
吸い込みがうまくいけばタバコに着火し、先端が赤く燃えだします。
肺喫煙の正しい吸い方②:タバコの煙を深呼吸するようにゆっくり吸いこむ
着火できたらタバコを吸い、煙を口に含みます。この時にむせない吸い方をするには一気に吸い込むのではなくゆっくり少しずつ吸い込むようにしましょう。
吸った煙は少しの間口の中で留めることで喉への負担やタバコの煙の味を抑えられるので、タバコ特有の味が苦手な方や刺激を軽減したい方は試してみてください。
口からタバコを離して煙を少し出したらすぐ空気を吸い込んで煙を肺に入れます。コツは深く息を吸い肺まで煙を落とすように吸うことです。
肺喫煙の正しい吸い方③:タバコの煙を口や鼻から吐き出す
タバコの煙を肺へと吸い込めたらゆっくり口や鼻から吐き出します。
煙の吐き出し方は特に決まりがないのでお好みの吐き出し方をしましょう。また、鼻から吐き出すとタバコの香りを深く感じられます。
肺喫煙でむせない吸い方をするには?
肺喫煙はタバコ初心者であればむせやすい吸い方なので、むせない吸い方をするにはコツをつかむ必要があります。
むせない吸い方をするには、タバコの煙をゆっくり吸い込むようにしましょう。強く吸い込んでしまうとタバコの辛みが出て喉への刺激が強くなってしまいます。
刺激を抑えるためにはタバコの煙を肺に入れる前に口の中で留める時間を長くしましょう。
【比較】肺に入れない「ふかしタバコ」の特徴
ふかしタバコと肺喫煙のそれぞれの正しい吸い方について解説してきましたが、ここからはふかしタバコと肺喫煙の特徴について解説していきます。
ふかしタバコの特徴には「身体への害が少ない」「ヤニクラになりにくい」「香りや味わいを深く感じられる」などがあり、タバコの風味を楽しめる肺喫煙よりも身体に優しい吸い方と言えます。
本項ではふかしタバコの特徴について詳しく解説していくので、ふかしタバコをしてみたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
ふかしタバコの特徴①:肺喫煙より身体への害が少ない
ふかしタバコの特徴1つ目は、ふかしタバコは肺喫煙と比べると身体への害が少ないという点です。
ふかしタバコは肺喫煙の様に発がん性物質であるタールやニコチンを直接肺へ送り込まないため、肺喫煙と比べると肺がん発症率が低くなります。
「病気になりたくないけどタバコもやめたくないな」と考えている方はタバコの吸い方をふかしタバコにしてみてはいかがでしょうか。
ふかしタバコの特徴②:ヤニクラになりにくい
ふかしタバコの特徴2つ目は、ヤニクラになりにくい点です。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させてしまう作用があるため脳が酸欠になり、めまいや吐き気を引き起こすヤニクラ状態になることもあります。
ふかしタバコではニコチン摂取量が肺喫煙と比べると少なくなるので不快なヤニクラになる可能性を抑えられるでしょう。
ふかしタバコの特徴③:タバコの香りや味わいを深く感じられる
ふかしタバコの特徴3つ目は、タバコの香りや味わいを深く感じられる点です。
ふかしタバコは葉巻を吸うように香りや風味を楽しむことに適している吸い方なので、タバコ葉本来の味わいをより深く感じられます。
煙をゆっくりと口の中に留めておくことで香りや味わいを逃がさないのでより美味しくタバコを楽しみたい方は時間をかけてふかしタバコを楽しんでください。
【比較】肺に入れる「肺喫煙」の特徴
続いて、タバコの煙を肺に入れる肺喫煙の特徴について解説していきます。
肺喫煙の特徴には「リラックス効果がある」「一般的な吸い方というイメージがある」「キック感を堪能しやすい」というものがあります。肺喫煙をしてみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
肺喫煙の特徴①:リラックス効果がある
タバコに含まれるニコチンは脳に作用するとゆったりと気分の落ち着いた時と同じような状態にするのでリラックスしているように感じます。
そのため肺喫煙はタバコを吸うことでリラックスしたいと考えている方に向いている吸い方と言えます。
しかし、ニコチンやタールは発がん性物質であり肺がんのリスクを高めてしまうという点はしっかり頭の中に入れておくようにしましょう。
肺喫煙の特徴②:キック感を堪能しやすい
タバコを吸った時にガツンと喉に刺激を感じるキック感を堪能したい方には肺喫煙がおすすめです。
口に含んだ煙をそのまま吐き出すふかしタバコと違い、肺喫煙は肺まで深く煙を吸い込むので喉越しやキック感を堪能できます。
しかし、タバコの煙を肺に入れるのはタバコ初心者の方にとっては慣れない刺激なのでむせてしまいやすい吸い方とも言えます。
肺喫煙の特徴③:一般的な吸い方というイメージがある
喫煙者の中には肺喫煙が一般的で「ふかしタバコはダサい」と感じている人もいるようです。理由としては、肺に煙を入れないのは吸っている意味がないと考える方が多いからです。
そのため肺喫煙をしたいと考えているタバコ初心者の方もいることでしょう。しかし、タバコは嗜好品なのでどちらの吸い方が正解だということはありません。
肺喫煙はキック感やリラックス効果を感じたい方、ふかしタバコはタバコの風味を楽しみたい方と、イメージにとらわれずに人それぞれの吸い方でタバコを楽しめるといいですね。
タバコの煙が肺に入ってるかわからない時の確認方法と吸い方を詳しく解説
タバコ初心者の方の中には「肺喫煙を試しているけど煙が肺に入ってるかわからない」と、正しく肺喫煙できているのかわからないと考えている方もいることでしょう。
本項ではタバコの煙が肺に入ってるかわからない時の確認方法と吸い方について詳しく解説していくので、正しい肺喫煙をしたい方はぜひ参考にしてください。
タバコの煙が肺に入ってるかわからない時の確認方法:肺に煙が入ったら喉と肺が熱くなる
タバコの煙が肺に入ってるかわからない時は、煙を肺まで吸い込んだ時に喉と肺が熱くなるのを感じられるかどうか確認してみてください。
タバコの先端の燃焼温度は700℃~800℃なのでタバコの煙もその分熱を帯びています。そのため、煙を吸った時に喉や肺あたりが熱く感じてきたら肺にまでタバコの煙が届いています!
タバコの煙が肺に入ってるかわからない時の吸い方:鼻や口から煙を出し切る
続いてタバコの煙が肺に入ってるかわからない時の吸い方について解説していきます。
タバコの煙が肺に入ってるかわからない時は煙を口の中にため込み、少し煙を出しながらタバコを口から離していきます。
その後口から空気を深く吸い込めばタバコの煙が空気と一緒に肺へと送り込まれていくので、正しく肺喫煙したい方はぜひ試してみてください。
初心者でもむせない吸い方ができるタバコの種類の選び方
初心者でもタバコでむせないようにするには、むせない吸い方をマスターするだけでなくむせにくいタバコ選びも重要です。
結論から言うと、むせない吸い方をしたいタバコ初心者の方は「タール値の低い種類」「メンソールや甘いフレーバー」「ロングタイプ」を選んでみましょう!
本項では初心者向けタバコの選び方について解説していきますのでタバコをこれから吸い始めたい方はぜひ参考にしてください。
初心者向けタバコの種類の選び方①:タール値の低い種類を選ぶ
タバコ初心者の方にはタール値が1mg~3mgほどの、あまりタールが含まれていないタバコから吸い始めることをおすすめします。
タール値の高いタバコほどキック感や風味を感じやすいことも確かですが、その分刺激が強くむせたり頭痛・吐き気の原因になることもあります。
初心者の方はまずタール値の低いタバコから試してみて、慣れてきたら自分の好みに合ったタバコを探していきましょう。
初心者向けタバコの種類の選び方②:メンソールや甘いフレーバーの種類を選ぶ
タバコ初心者の方は清涼感のあるメンソールや甘いフレーバーのタバコを選ぶのもおすすめです。
メンソールはミントのような清涼感を感じられることから幅広い年代の人気を集めており、甘いフレーバーはタバコの苦みが苦手な方でも吸いやすいです。
レギュラータイプのタバコを試してみたけど苦手だと感じた方は、メンソールや甘いフレーバーのタバコを試してみてください。
初心者向けタバコの種類の選び方③:ロングタイプを選ぶ
吸い始めようと考えている銘柄の中にロングタイプとショートタイプがある場合は、ロングタイプのタバコを初心者にはおすすめします。
吸い口部分のフィルターが長いタバコの種類をロング、フィルターが短いタバコの種類をショートと呼んでいますが、ロングタイプの方が口に届く煙の風味がマイルドでニコチンやタールが体内に届きにくいという特徴があります。
そのため、タバコを吸い慣れていない間はロングタイプのタバコを選んでみる方が吸いやすさを感じられるのではないでしょうか。
初心者でもかっこよくタバコを持つ方法3種類をご紹介
タバコを吸い始めようとするきっかけにはタバコを吸う姿がかっこよく見えたからだという方も少なくないでしょう。
タバコの持ち方でかっこいいと言われている持ち方の中には「人差し指と中指でつまむ」「人差し指と中指でつまんで薬指を添える」「人差し指と中指の根元で持って口元を隠す」という持ち方があります。
本項では初心者でもかっこよくタバコを持つ方法を3種類ご紹介するので、タバコをどう持てばいいかわからないという方やかっこよくタバコを持ちたいと考えていた方はぜひ参考にしてください。
かっこよくタバコを持つ方法①:人差し指と中指でつまむ
最初にご紹介する初心者でもかっこよくタバコを持つ方法は「人差し指と中指でつまむ」方法です。
この持ち方はクール持ちと言われ男性・女性どちらでも一般的なタバコの持ち方と言えます。
タバコの灰を落としやすい持ち方なので合理的でスマートに見え、力をほどよく抜いて持つと落ち着いた雰囲気を出せます。また、変なクセがつかない持ち方なので初心者でも真似しやすくおすすめです。
かっこよくタバコを持つ方法②:人差し指と中指でつまんで薬指を添える
続いてご紹介する初心者でもかっこよくタバコを持つ方法は「人差し指と中指でつまんで薬指を添える」方法です。
この持ち方はクール持ちに少しアレンジを加えたタバコの持ち方で、落ち着きのある大人に見えると人気の持ち方です。薬指は力を抜いてタバコに添えることを意識しましょう。
複雑なタバコの持ち方ではないので普段からクール持ちをしている方や初心者の方にも挑戦しやすい持ち方と言えます。
かっこよくタバコを持つ方法③:人差し指と中指の根元で持って口元を隠す
最後にご紹介する初心者でもかっこよくタバコを持つ方法は「人差し指と中指でつまむ」方法です。
この持ち方はヤンキー持ちとも言われている持ち方で、口元を覆うことによりミステリアスなかっこよさを醸し出せます。
人差し指と中指の間にできるだけ近い位置にタバコを挟むことでぴったりと口元を覆うことができます。簡単な持ち方なので初心者にもおすすめできるタバコの持ち方です。
正しい吸い方をするためにタバコ初心者あるあるをご紹介
タバコを吸い始めたばかりの初心者の方はタバコの吸い方や持ち方、どこまで吸うのかわからないなど様々な疑問が浮かんできますよね。
タバコはかっこよく吸いたいと思ってしまいがちのものなので誰かに教えてもらうのもできるなら避けたいと考えてしまう方もいることでしょう。
本項ではタバコを吸い始めた初心者のあるあるや対処法を詳しくご紹介するのでこれからタバコを吸い始めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
タバコ初心者あるある①:吸い方がわからずにむせる
タバコむせるし吸い方も分からないし何?美味しい訳でもない
— 椿 (@Hiiragi_o3os1) November 1, 2022
タバコ初心者あるある1つ目は「タバコの吸い方がわからずにむせる」です。
初心者の方が肺喫煙をする時は肺へタバコの煙を肺に入れるイメージがつきにくく勢いよく吸い込んでしまいむせてしまいがちです。
タバコの煙を吸い込む時はゆっくり吸い込むことを意識し、肺へ入れる前に口の中で煙を留める時間を長くすることで喉への刺激を抑えられます。
タバコ初心者あるある②:肺への入れ方がわからない
タバコ肺への入れ方わからなくて周りに笑われてから吸ってない
— し〜な🦕 (@Oyasaiyasai_) June 23, 2021
タバコ初心者あるある2つ目は「肺への入れ方がわからない」です。普段の生活の中で肺に空気を入れるイメージはあまりしないので難しく感じてしまいがちです。
タバコの煙を肺に入れるには、煙を口の中にため込んで少し煙を出しながらタバコを口から離していきます。
その後口から空気を深く吸い込めばタバコの煙が空気と一緒に肺へと送り込まれていくので肺喫煙の仕方が分からずに困っていた方はぜひ参考にしてください。
タバコ初心者あるある③:どこまで吸うのかわからない
タバコってどこまで吸う?
— YUTA.jp (@wimper_00) April 24, 2019
俺はギリギリまで吸うんやけど? pic.twitter.com/0hKxG0QHLb
タバコ初心者あるある3つ目は「どこまで吸うのかわからない」です。
結論から言うとタバコをどこまで吸うのかは人によって違い、フィルターギリギリまで吸う方もいればタバコの味を美味しいと感じるところで吸い終わりたい方もいます。
タバコは吸い始めが一番美味しく感じ、長さが短くなるにつれて苦みを感じやすくなります。自分の好きなところまで自由に吸って問題はありませんが、短くなるにつれニコチンやタールを吸い込む量も増えることは覚えておきましょう。
初心者が正しくタバコを吸う方法と肺に入れないふかしとの違いまとめ
本記事では煙を肺に入れる肺喫煙と肺に入れないふかしタバコの吸い方をタバコ初心者の方にも分かりやすく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
肺喫煙とふかしタバコで共通する吸い方のポイントはタバコの煙はゆっくり吸い込むことです。また、肺喫煙はリラックス感を重視したい方、ふかしタバコは風味を楽しみたい方におすすめします。
ぜひ本記事を参考にして、タバコ初心者の方は自分に合ったタバコの吸い方を見つけてこれからの喫煙ライフを楽しんでください!